UTAUMI(うたうみ)
=UTA(歌)+UMI(産み・海)
「歌で海を美しくしよう!」
という想いから、
“UTAUMI”と名付け、2017年夏から活動を始めました。
そして、2018年5月、
4つのコンセプトを柱とし、
更なる発展を目指すことにしました。
①「楽しくゴミを拾う」
②「想いを声に乗せて歌う」
③「みんなで手をつなぐ」
④「平和を祈る」
このどれか1つでも当てはまれば、【UTAUMI】とします。
もちろん組み合わせても、4つ全てを盛り込んでもOK!
① 「ゴミ拾い音頭」を通して、楽しく効率よくゴミを拾って気持ちの良い環境を作ったり、(→「♪ゴミ拾い音頭」へ)
② 想いを声に乗せて歌うことを通して「届ける」「伝える」「響かせる」ことを体験したり、
③ みんなで手をつないで触れ合うことで目に見えないエネルギーを感じ、一体感を味わってみたり、
④ 家族、友達、地球・・・それぞれの平和を祈ったり。
そんな場を提供することが、これからのUTAUMIです。
地方自治体・企業・学校・団体・施設などのイベントに、是非”UTAUMI”を取り入れてみませんか!?
ご興味のある方は、詳細をお伝えしますので、
お気軽にお問い合わせください♪
peace@utaumi.jp
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さて。ここからはUTAUMI誕生の話。
「内灘の海がもっとキレイだったらいいのになあ・・・」
「北方さん、音楽のチカラで、海、なんとかなりませんか?」
私(北方寛丈)の地元、石川県河北郡内灘町は、金沢のベッドタウンとして発展してきました。
過去は「北陸の宝塚」と言われた粟ヶ崎遊園が存在し、一大テーマパークを築いていました。戦時中に残念ながら閉館されました。
戦後は、「内灘闘争」で有名になりました。朝鮮へ向けた米軍試射場が、内灘砂丘に作られることに賛否両論。全国的な話題へと発展。日本最初の米軍基地問題と言っていいでしょう。ちなみに歌うことで平和を祈る「うたごえ運動」は、ここから始まっています。
戦争と平和に晒されてきた歴史があります。
さて、ここで内灘町にゆかりのある作家・井上靖さんの話をしなければなりません。
彼は20歳から23歳まで金沢に住んでいました。
内灘砂丘には、大変お気に入りの場所だったそうです。
こんな句を残しています。
「日本海美し 内灘の砂丘美し 波の音聞きて 生きる人の心 美し」
海の美しさ、砂丘の美しさ、身体全部で感じる、波の音。
風の音もあったでしょう。潮風と砂の匂いが混ざって、身体を包み込む。
そんな美しい自然の中で生きている人の心も、やはり美しい。
この句の細部に注目すると、最後の言葉「心」と「美し」に少し間があります。
「美し」という言葉が、ずっと余韻として残るような書き方。
人の心の美さは、美しい自然によって作られるともとれますね。
現代は急速に自然破壊、環境破壊が進んでいます。
このことは、敢えて言う必要がないほど、人類共通の認識でしょう。
それでも、一向に本格的な解決に向かっている気がしません。
これを国や政治のせいにしてはいけないと思います。
批判は、結局何も生みません。
勇気を持って変わろうと決意し、行動することしか、変わりません。
今の現状に甘えしがみついて、ジタバタだけしているのでは、非生産的で、待っているのは自滅しかないでしょう。
私は、「人類の共通項」、というものにすごく興味があります。
例えば、太陽、山、木、花、海、星に、感動すること。
赤ちゃんを見ると、自然に笑顔になること。
自然なゆらぎを心地よく感じること。
よりよくありたい、と思うこと。
感情を表現すること。
踊ること。
歌うこと。
祈ること。
願うこと。
本来、歌うことや踊ることに、優劣はありません。
優劣を「誰か」が持ち込んだだけです。
人間の能力として、誰もが持っているものです。
UTAとUMI。生きる上で欠かせないもの。つまり生命の証。
人間が本来備えている声を、海に向かって発信したら。
声に想いを乗せ、その想いは海に伝えたら。
みんなが手をつないで、その想いのエネルギーを大きな大きなパワーにできたら。
人の心は、今よりも美しくなるに違いない。
そんな人が増えたら、海は美しい姿に戻るかもしれない。
最高に安らぐ場所を、自分たちで作れるのかもしれない。
また、井上靖さんの句のように、
「日本海美し 内灘の砂丘美し 波の音聞きて 生きる人の心 美し」
と素直に言える日が来るのかもしれない。
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「内灘の海がもっとキレイな海だったらいいのになあ・・・」
「北方さん、音楽のチカラで、海、なんとかなりませんか?」
・・・私一人では、なんともなりません!
ですが、皆さんの想いを乗せた声で、
なんとかなります!
そして内灘から始まったUTAUMIを、
日本中、世界中へ拡げたい。
これが、今の答えです。
UTAUMI実行委員会・委員長
北方寛丈